特別目的会社の設立②

エンロンの自社株を担保にしてこれらの特別目的会社と取引しているので、エンロンの株価が上がっている間は問題ないが、いったん株価が下がり始めるとボロがでる。エンロンの株価は2000年には90ドル台にのせたが、その後下落し、とりわけ2001年8月にスキリング会長が突然エンロンを退職したことから、粉飾決算をしているのではないかと疑われ、株価は急落した。そして2001年11月、25億ドルの帳簿外の赤字があることを明らかにした。

 またこのようなエンロンの簿外取引にエンロンの経営者が自らかかわっており、エンロンの財務担当の最高責任者(CFO)であるファストウ自身が簿外取引の相手方になっていて、巨額の利益を得ていたことも後に判明した。